整形外科学講座

Department of Orthopaedic Surgery

教室紹介

 整形外科学講座は、東京大学から佐藤孝三先生が1951年(昭和26年)4月に整形外科学講座助教授として着任されて以来、開講70年以上を数える歴史と伝統のある講座です。現在の松本嘉寛教授は2023年(令和5年)5月に就任され、第7代目教授になります。現在の教室員数は81人です。大学には29名(助教以上の職員14人、専攻医5人、大学院生5人)が在籍しています。

研究活動

 整形外科を受診する患者さんの多くは、「痛み」を主訴としています。当講座では、菊地臣一前教授(前理事長兼学長)の時代から、この「痛みの発生メカニズム」を主要な研究テーマとして掲げ、一貫して取り組んできました。基礎研究としては、これまでに馬尾や神経根の圧迫性神経障害や椎間板(髄核)の化学的因子による神経障害の生体内実験モデルを確立し、多数の研究成果をあげてきました。さらに、海外の研究施設と共同し、椎間板障害や神経障害性疼痛の発現機序について遺伝子レベルでの研究を進めています。また、臨床研究疫学研究にも積極的に取り組んでおります。脊椎・脊髄外科の分野ばかりでなく、関節外科、骨軟部腫瘍、スポーツ整形外科などの分野でも研究が進められています。

教育活動

1. 学生教育
1学年に対しては、総合教育の一環として「スポーツと医学」についての講義を行っています。4学年に対しては、臨床医学系教育の一分野として「運動器・リハビリテーション」の系統講義を行っています。5学年に対しては、Bed Side Learning (BSL) プライマリーコースとして臨床実習を行っています。BSLでは、学生1人に対して担当教員を決めて、man to manでの教育体制をとっています。目的は、学生に朝から夜まで教員と一緒に行動してもらい、整形外科疾患の理解だけでなく、患者さんへの接し方や医師はどんな生活をしているのかといったところまで見て知ってもらうことにあります。6学年に対しては、BSLアドバンストコースとして、診療チームの一員として加わっていただき、整形外科診療についてより深く学べるようにしている他、県内の関連病院に1週間出向いていただき、大学附属病院では学ぶ機会の少ない整形外科領域のプライマリケアについて実習していただいています。

2. 卒後教育
卒後臨床研修として整形外科を選択した臨床研修医に対する教育を行っています。また、卒後臨床研修医を終えた卒後2年目以降の医師のうち、日本整形外科学会整形外科専門医の取得を目指す医師については、整形外科学講座に所属していただき、整形外科専攻医に対する後期研修を行っています。

 

詳細情報

当講座の詳細については、当講座のホームページをご覧ください。

 

 

 

 

 お問い合わせはこちらへ・・・・・・fortho@fmu.ac.jp