【研究課題名】
上級生が指導した医学部1学年の心エコーおよび心電図実習についての検討
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【研究期間】
平成29年5月
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【研究の意義・目的】
モデル・コア・カリキュラムとは、各大学が策定するカリキュラムのうち全大学で共通して取り組むべき「コア」の部分を抽出し、「モデル」として体系的に整理したものです。「医学教育モデル・コア・カリキュラム 平成28年度改訂版」では、より充実した医学教育を行うためには、各大学が授業科目の設定や履修の順序等を自主的に編成し、さらに授業方法の工夫など特色ある取組みを行うよう求めています。つまり、医学教育の手法は明確に定まっているわけではなく、各大学がそれぞれ課題を見つけ、その事情に沿った教育手法およびプログラムを策定していくことが求められているわけです。そんな中、本学のBSLの課題の一つに「基本的検査手技の習得」が挙げられています。
本年5月に行われた医学部1学年への人体機能学概論の中で、心エコーおよび心電図実習を行うことになりました。心エコーおよび心電図は循環器内科のモデル・コア・カリキュラムに掲げられていいる基本的手技の一つです。なお学習定着率を最も高めるのは他人に指導することであることが知られています。(Education. 2012;133:117-124)。そのため、本実習での1学年への手技指導を、循環器内科をBSLで実習中の医学部5学年および6学年に基本的手技の習得を目的として行ってもらいました。そして、実習終了後には、5学年・6学年には手技の知識や理解度などについて、さらに1学年には実習の内容や満足度などについて、それぞれアンケート調査を行わせてもらいました。
上級生が基本手技を実習形式で下級生に指導するという、この新しい教育手法についての評価・検討を行うため、本アンケートを参考にさせていただければ幸いと考えています。
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【研究の方法】
・実習終了後に、医学部5、6学年および1学年に対してアンケート調査を実施しました。
・そのアンケートを集計・解析して、論文化や教育学会等で発表を行う予定です。
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【研究組織】
(組織) 医療人育成・支援センター (職) 講師 (氏名) 坂本 信雄
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【他の機関等への試料等の提供について】
予定ありません。
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【研究者が保有する個人情報について】
研究者が保有する個人情報に関し、研究対象者ご本人又は代理人の方が開示、訂正、利用停止及び第三者への提供の停止等の請求を行う場合、「福島県個人情報保護条例」に基づく手続きが必要となります。なお、開示等を行う場合、請求者には文書を交付しますが、交付に係る費用(コピー代)等をご負担いただきます。
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【本研究に関する問い合わせ先】
本研究に関する御質問等がございましたら、下記の連絡先までお問い合わせください。他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内で研究計画書及び研究の方法に関する資料を閲覧できます。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者ご本人又は代理人の方に御了承いただけない場合には、研究対象者とはせずに試料・情報の利用、提供をいたしませんので、下記の連絡先までお申し出ください。その場合でも研究対象者ご本人又は代理人の方に不利益が生じることはありません。なお、研究結果が既に医学雑誌への掲載や学会発表がなされている場合、データを取り消すことは困難な場合もあります。
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〇研究内容に関する問い合わせの窓口
〒960-1295 福島県福島市光が丘1
公立大学法人福島県立医科大学 医療人育成・支援センター 担当 坂本 信雄
電話:024-547-1435 FAX:024-548-1986
E-Mail:sakanobu@fmu.ac.jp
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〇試料・情報を当該研究に用いられることについて拒否する場合の連絡先
〒960-1295 福島県福島市光が丘1
公立大学法人福島県立医科大学 医療人育成・支援センター 担当 坂本 信雄
電話:024-547-1435 FAX:024-548-1986
E-Mail:sakanobu@fmu.ac.jp
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