生体機能研究部門 平成24年（2012年）
論文
〔原著〕
FUKABORI, R*; OKADA, K*; NISHIZAWA, K*; KAI, N*; KOBAYASHI, K*; UCHIGASHIMA, M; WATANABE, M; TSUTSUI, Y*; KOBAYASHI, K*. Striatal direct pathway modulates response time in execution of visual discrimination. European Journal of Neuroscience. 2012 03; 35(5):784-797.
DOUGALIS, A.G; MATTHEWS, GAC; BISHOP, MW; BRISCHOUX, F; KOBAYASHI, K*; UNGLESS, M.A. Functional properties of dopamine neurons and co-expression of vasoactive-intestinal-polypeptide in the dorsal raphe nucleus and ventro-lateral periaqueductal grey. European Journal of Neuroscience. 2012 08; 36(10): 3322-3332.
NISHIZAWA, K*; FUKABORI, R*; OKADA, K*; KAI, N*; UCHIGASHIMA, M; WATANABE, M; SHIOTA, A; UEDA, M; TSUTSUI, Y*; KOBAYASHI, K*. Striatal Indirect Pathway Contributes to Selection Accuracy of Learned Motor Actions. Journal of Neuroscience. 2012 09; 32(39):13421-13432.
KINOSHITA, M; MATSUI, R; KATO, S; HASEGAWA, T; KASAHARA, H; ISA, K; WATAKABE, A; YAMAMORI, T; NISHIMURA, Y; ALSTERMARK, B; WATANABE, D; KOBAYASHI, K*; ISA, T. Genetic dissection of the circuit for hand dexterity in primates. Nature. 2012 07; 487(7406):235-238.
INOUE, K; KOKETSU, D; KATO, S; KOBAYASHI, K*; NAMBU, A; TAKADA, M. Immunotoxin-mediated tract targeting in the primate brain: selective elimination of the cortico-subthalamic “hyperdirect” pathway. PLoS ONE. 2012 06; 7(6):e39149.
WATAKABE, A; KATO, S; KOBAYASHI, K*; TAKAJI, M; NAKAGAMI, Y; SADAKANE, O; OHTSUKA, M; HIOKI, H, KANEKO, T; OKUNO, H, KAWASHIMA, T; BITO, H; KITAMURA, Y; YAMAMORI, T. Visualization of the cortical projection neurons by retrograde TET-Off lentiviral vector. PLoS ONE. 2012 10; 7(10):e46157.
[ このページのトップへ ]
〔総説等〕
小林和人*, 加藤成樹*, 小林憲太*. ウイルスベクター技術によって脳神経回路の仕組みに迫る. 脳21. 2012 12; 15(4):125-132.
[ このページのトップへ ]
著書・訳書
KOBAYASHI, K*; OKADA, K*; KAI, N*. Functional circuitry analysis in rodents using neurotoxins/immunotoxins. In: MOROZOV, Alexei ed. Neuromethods, Controlled Genetic Manipulations. New York: Humana Press Inc; 2012. p.193-205.
KOBAYASHI, K*; NAGATSU, T. Human tyrosine hydroxylase. In: ROBERTSON, David; BIAGGIONI, Italo; BURNSTOCK, Geoffrey; LOW, Phillip A; PATON, Julian F.R ed. The Primer on the Autonomic Nervous System, 3rd edition. London: Academic Press; 2012. p.45-48.
KATO, S; KOBAYASHI, K*; INOUE, K; TAKADA, M; KOBAYASHI, K*. Vectors for highly efficient and neuron-specific retrograde gene transfer for gene therapy of neurological diseases. In: Francisco Martin. Gene Therapy. Rijeka (Croatia): InTech; 2012.
[ このページのトップへ ]
研究発表等
〔研究発表〕
KOBAYASHI, Kazuto*. Neural circuit mechanism for learning dependent on dopamine transmission. 10th International Catecholamine Symposium (XICS); 2012 09 11; Pacific Grove (Asilomar), California.
KATO, Shigeki*; KOBAYASHI, Kenta*; FUKABORI, Ryoji*; UCHIGASHIMA, Motokazu; WATANABE, Masahiko; TSUTSUI, Yuji*; KOBAYASHI, Kazuto*. Selective neural pathway targeting reveals key roles of thalamostriatal projection in the control of conditional response association. Neuro2012 第35回日本神経科学大会; 2012 09 19; 名古屋.
相吉澤輝洋, 澤田圭介, 内田克哉, 布施俊光, 小林和人*, 伊樋慶一. マイクロアレイ解析によって得られた青斑核ノルアドレナリン作動性ニューロンに発現する転写因子群の発生過程における発現変化の組織学的解析. Neuro2012 第35回日本神経科学大会; 2012 09 19; 名古屋.
井上謙一, 纐纈大輔, 加藤成樹*, 小林和人*, 南部 篤, 高田昌彦. イムノトキシン細胞標的法を用いたサル皮質－視床下核路の選択的除去. Neuro2012 第35回日本神経科学大会; 2012 09 19; 名古屋.
加藤成樹*, 小林憲太*, 深堀良二*, 内ヶ島基政, 渡辺雅彦, 筒井雄二*, 小林和人*. 選択的神経路標的法は弁別学習の制御における視床線条体路の重要な役割を示す. Neuro2012 第35回日本神経科学大会; 2012 09 19; 名古屋.
川畑伊知郎, 森田淳一, 田渕明子, 津田正明, 一瀬 宏, 加藤成樹*, 小林和人*, 泉 安彦, 久米利明, 赤池昭紀, 山國 徹. V-1はアクチン重合により活性化されるMAL/SRF依存的経路を介してチロシン水酸化酵素遺伝子の発現を促進する. Neuro2012 第35回日本神経科学大会; 2012 09 18; 名古屋.
木村活生, 井上謙一, 奥田泰弘, 加藤成樹*, 黒田呈子, 藤原真紀, 小林和人*, 高田昌彦. 霊長類における改変型逆行性感染型レンチウイルスベクター使用による黒質ドーパミンニューロンへの選択的遺伝子発現. Neuro2012 第35回日本神経科学大会; 2012 09 20; 名古屋.
今野浩平, 末次隆宏, 若林貴成, 加藤 渚, 高橋和己*, 小林和人*, 伊樋慶一, 小山純正*. イムノトキシンによる青斑核ノルアドレナリンニューロンの選択的破壊がマウスの睡眠・覚醒サイクル与える影響について. Neuro2012 第35回日本神経科学大会; 2012 09 20; 名古屋.
佐野裕美, 加藤成樹*, 知見聡美, 小林憲太*, 小林和人*, 南部 篤. 光遺伝学と逆行性遺伝子導入を利用した大脳皮質-線条体経路選択的な興奮誘導. Neuro2012 第35回日本神経科学大会; 2012 09 20; 名古屋.
西澤佳代*, 深堀良二*, 岡田佳奈*, 甲斐信行*, 内ヶ島基政, 渡辺雅彦, 塩田 明, 上田正次, 筒井雄二*, 小林和人*. 背外側線条体から投射する線条体淡蒼球路は聴覚弁別学習の正確な遂行を調節する. Neuro2012 第35回日本神経科学大会; 2012 09 20; 名古屋.
深堀良二*, 岡田佳奈*, 西澤佳代*, 甲斐信行*, 小林憲太*, 内ヶ島基政, 渡辺雅彦, 筒井雄二*, 小林和人*. 背内側線条体から投射する線条体黒質路は弁別課題遂行時の反応時間を調整する. Neuro2012 第35回日本神経科学大会; 2012 09 19; 名古屋.
横橋 悠, 布施俊光, 内田克哉, 相吉澤輝洋, 岩崎泰正, 木下賢吾, 岡崎 彰, Gopal Das, 澤田圭介, 田中千晶, 富田博秋, 大原慎司, 小林和人*, 伊樋慶一. 脳内ノルアドレナリン合成酵素遺伝子を制御する転写因子候補のスクリーニング. Neuro2012 第35回日本神経科学大会; 2012 09 19; 名古屋.
加藤成樹*, 小林和人*. 学習行動に関わる視床-線条体神経路の機能解析. 第27回日本大脳基底核研究会; 2012 07 01; 東京.
加藤成樹*, 小林和人*. 神経回路特異的な機能改変技術を用いた刺激弁別学習における視床線条体神経路の行動生理学的役割の解明. 第35回日本分子生物学会; 2012 12 11; 福岡.
INOUE, Kenichi; KATO, Shigeki*; KOBAYASHI, Kazuto*; TAKADA, Masahiko. Selective gene expression in nigral dopamine neurons by the use of modified lentiviral vectors with enhanced retrograde transfer in primates. 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク夏のワークショップ; 2012 07 26; 仙台.
加藤成樹*, 小林憲太*, 深堀良二*, 井上謙一, 内ヶ島基政, 渡辺雅彦, 高田昌彦, 小林和人*. 逆行性レンチウイルスベクターによる特定神経路の機能制御と行動生理学的解析. 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク夏のワークショップ; 2012 07 26; 仙台.
木下正治，松井亮介，加藤成樹*，長谷川拓，笠原洋紀，伊佐かおる，渡我部昭哉，山森哲雄，西村幸男，Bror Alstermark，渡邉 大，小林和人*，伊佐 正. 新しい遺伝子導入法により解明した、マカクザル前肢到達把持運動に関わる神経回路の機能. 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク夏のワークショップ; 2012 07 26; 仙台.
佐野裕美, 加藤成樹*, 知見聡美, 小林憲太*, 小林和人*, 南部 篤. 光遺伝学を応用した大脳皮質−線条体経路の神経生理学的機能の解明. 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク夏のワークショップ; 2012 07 26; 仙台.
小林和人*. 学習の獲得と実行を媒介する神経ネットワーク：遺伝子操作による特定神経回路の改変と制御. 国立精神神経センター・システム神経科学セミナーシリーズ; 2012 05 11; 東京.
小林和人*. 学習と行動を制御する脳内神経回路のメカニズム. 玉川大学脳科学研究所セミナー; 2012 01 10; 東京.
小林和人*. 学習と行動の基盤となる脳内神経回路のメカニズム. 獨協医科大学基礎セミナー; 2012 05 14; 小山.
小林和人*. 学習の獲得と実行を媒介する神経ネットワーク：遺伝子操作による特定神経回路の改変と制御. 奈良医大セミナー; 2012 10 10; 奈良.
小林和人*. 学習の獲得と実行を調節する神経ネットワーク：遺伝子操作による特定神経回路の改変と制御. 広島大学医学部神経生理セミナー; 2012 06 11; 広島.
小林和人*. 脳内遺伝子導入技術を利用した行動と脳機能の研究. 霊長類研究所共同利用研究会; 2012 03 02; 犬山.
[ このページのトップへ ]
〔シンポジウム〕
小林和人*, 深堀良二*. 線条体投射路を介する道具的学習の制御. 第85回日本薬理学会; 2012 03 16; 京都.
小林和人*. トランスジェニックラットに関するチュートリアル「ラット遺伝子改変技術を脳科学研究に活かすために」ラットの特徴を生かした行動解析. 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク夏のワークショップ; 2012 07 27; 仙台.
[ このページのトップへ ]
〔特別講演〕
小林和人*. 学習と行動を制御する基底核神経回路のメカニズム. 青森ドーパミン研究会特別講演; 2012 06 04; 青森.
[ このページのトップへ ]
〔その他〕
小林和人*. 脳を知る最新ツール：遺伝子の運び屋ウイルスベクターって何？ 第５回脳科学研究戦略推進プログラム サイエンスカフェ; 2012 08 25; 福島.
小林和人*. 学習の獲得と実行を制御する神経ネットワーク：遺伝子操作による特定神経回路の改変と制御. 名古屋大学医学部大学院セミナー; 2012 05 07; 名古屋.
[ このページのトップへ ]
受賞学術賞一覧
| 受賞年 | 授与機関名 | 受賞学術賞名 | 受賞対象 | 受賞者名 |
|---|---|---|---|---|
| 2012 | 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク | 包括脳ネットワーク若手優秀発表賞 | 逆行性レンチウイルスベクターによる特定神経路の機能制御と行動生理学的解析 | 加藤成樹* |
[ このページのトップへ ]
受託・共同研究・補助等実績一覧
| 年度 | 実施形態 | 研究テーマ | 補助金・資金制度名／種別 | 相手機関名 | 代表研究者 | 共同研究者一覧 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平成24 | 補助・助成 | 前頭前野皮質―線条体を介する行動柔軟性の制御機構 | 新学術領域研究(研究領域提案型) | 文部科学省 | 小林和人* | |
| 平成24 | 補助・助成 | 新規神経回路操作技術による大脳皮質―基底核ネットワーク制御機構の解明 | 科学研究費補助金／基盤研究(B) | 日本学術振興会 | 小林和人* | |
| 平成24 | 補助・助成 | オペラント行動の発現に側坐核コアの神経伝達が果たす役割 | 科学研究費補助金／基盤研究(C) | 日本学術振興会 | 甲斐信行* | |
| 平成24 | 補助・助成 | 神経回路研究のための新しい性質を持つ逆行性レンチウイルスベクターの開発 | 科学研究費補助金／挑戦的萌芽研究 | 日本学術振興会 | 加藤成樹* | |
| 平成24 | 企業からの受託研究 | 局所神経回路の機能制御による行動解析 | 研究奨励金(研究助成) | 公益財団法人上原記念生命科学財団 | 加藤成樹* | |
| 平成24 | 企業からの受託研究 | 大脳基底核ループを形成する局所神経回路の機能制御と行動生理学的解析 | 医学系奨励研究 (精神・神経・脳領域) | 武田科学振興財団 | 加藤成樹* | |
| 平成24 | 学内共同研究 | 逆行性レンチウイルスベクターによる局所神経回路の機能制御と行動生理学的解析 | 発展研究 | 福島県立医科大学 | 加藤成樹* |
[ このページのトップへ ]