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【広報】 脳脊髄液減少症の診断マーカー開発に関する研究費を獲得
2016.07.11
本学副学長・橋本康弘(生化学講座)および附属病院院長・齋藤清(脳神経外科学講座)らの研究グループは、脳脊髄液減少症の診断マーカー開発に関する研究費の申請を行ない、6月23日、国立研究開発法人・日本医療研究開発機構(AMED)より医療分野研究成果展開事業・先端計測分析技術・機器開発プログラムとして採択されました。
脳は、正常では体液(脳脊髄液)の中に浮かんでいます。この脳脊髄液が減少すると、脳の沈下や神経のねじれ等が生じて、頭痛・めまい・耳鳴り等の多彩な症状を示すのが脳脊髄液減少症です。脳脊髄液減少症は、10万人に5人程度の稀な疾患です。しかし、30歳代から50歳代の患者数が多く、適切な診断・治療を受けられないこと、社会的な損失が大きい疾患です。頭痛やめまい等の症状が主であり、20〜30分の間、横になると治ることから、単なる“怠け病”とみなされ、不本意な離職に結びつくこともあります。
診断は、脳脊髄液の漏出に伴う髄液圧の低下、CTやMRIによる画像変化などによりますが、明確な所見が得られない例も少なからずあり、診断が難しい病気です。髄液圧の測定は、診断の最初に行なわれますが、この際には脳脊髄液が採取されます。本学研究グループでは、この脳脊髄液を使って診断マーカーの検索を行い、有力なマーカーを見出しました。しかし、このマーカーの測定には、熟練した研究者でも2日間を要します。本研究では、このマーカーを短時間で簡便に測定する機器の開発を目的とします。本研究が実用化されれば、診断精度の向上と医療費の削減が期待されます。(概要は別紙参照)
●注1 国立研究開発法人・日本医療研究開発機構(AMED)について
AMEDとは、従来、文部科学省・厚生労働省・経済産業省などに個別に計上されてきた医療分野の研究予算を集約し、選び抜かれた研究課題に対して,資金配分・運営管理・企画立案する新しい独立行政法人として昨年4月1日に設立されたものです。
http://www.fmu.ac.jp/univ/daigaku/topics_data/280711amed_2.pdf
■広報コミュニケーション室 024-547-1016