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【追悼文】卓越したリーダーのご逝去の報に接し
2022.02.08
追悼。故菊地臣一公立大学法人福島県立医科大学前理事長兼学長様。
ご不調を聞き及んでおりましたが、ご逝去の報に接し一同深い悲しみに暮れております。
先生の学業のご実績は今更紹介する必要もないほど偉大なものですが、指導者としては2008年から2017年までの9年間、本学の理事長兼学長としてご指導を賜りました。特に、2011年の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故に際しては、県内地域医療の危機的状態に対し、絶大なリーダーシップと、誰もが感銘を受ける先生のご人徳により、被害が最小限に止まったことは県内の医療関係者および県民が広く知るところであります。そして私たちの尊崇の念は、言の葉に代えることが出来ない深いものでした。当時をしのび改めて感謝を申し上げます。
いま我われ後進たちは、ここ2年来の新型コロナとの、いつ果てるとも知れない戦いのさなかにあります。先生が育てられた福島県立医大の県民医療に対する危機管理能力を以て、コロナ医療福島モデルの統括者及び最後の砦として、全学を挙げて責務を全うする覚悟でおります。
菊地臣一先生。どうか遥かな洲(くに)に行かれても、ご遺族ならびに大学と県民医療にご加護を賜りますよう祈り念じつつ追悼の誠を捧げます。
合掌
竹之下誠一