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福島県立医科大学

9月4日(木)総合科学教育研究センターが「第6回 キッズラボ」(電気めっきでメダルを作ろう)を開催しました。

2014.09.05

9月4日(木)、県立須賀川養護学校医大分校(本学附属病院内)にて、総合科学教育研究センター主催の実験教室「第6回 医大総合科学キッズラボ」を開催しました。

この「キッズラボ」は、当センターが地域連携の取り組みのひとつとして医大分校の協力を得て、平成23年度より定期的に行っている取り組みで、附属病院で病気を治療しながら医大分校で学ぶ小学生・中学生を対象にしています。
センター所属教員の専門性を活かしながら、分かりやすく工夫された実験・実習等により、子どもたちの自然科学への興味と関心が育つ機会を提供しています。

今回は、「電気めっきでメダルを作ろう」と題した電気化学実験を行いました。銅に亜鉛めっきを施し、これを熱すると表面の亜鉛が銅との合金である真鍮に変化する様子を観察しました。

まず、志村先生がめっきの仕組みを説明し、めっきに使用する亜鉛ブロックの実物を子どもたちに持たせ質感を体感。その後、材料の銅製メダルに子どもたちがマジックペンでお絵かきします。
みんなが描き上げたメダルを電池の負極につないで、亜鉛の溶けた希塩酸の中に入れてかき回す(写真1)と、徐々に銅のオレンジ色が白く、そして銀色に変化する様子に、子どもたちは驚きの声をあげます(写真2)。
銀に変わったメダルを確認した後、今度は志村先生がバーナーの火にかざしました(写真3)。すると今度は金色に(写真4)!
「銅から銀になって金メダルだね!オリンピックみたいだ!」と子どもたちの歓声も最高潮に達しました。

めっき体験を通して、楽しく還元や合金について学んだ子どもたちは、記念の金メダルを手に、笑顔で教室を後にしていました。

(プライバシー保護のため、児童生徒の作品写真を一部加工しています)


〔第6回参加・協力教員〕志村清仁教授(自然科学講座・化学)、吉田宏准教授(自然科学講座・物理学)、西山学即講師(自然科学講座・生物学)

■総合科学教育研究センター  http://www.fmu.ac.jp/home/icsh/
  福島県立須賀川養護学校医大分校 http://www.sukagawa-sh-idai.fks.ed.jp/


〔参考:キッズラボ開催実績〕
第1回 「ゾウリムシの食胞観察」(平成23年7月13日)
http://www.fmu.ac.jp/univ/cgi/topics_disp.php?seq=304
第2回 「電気を通す水、通さない水」(平成24年2月28日)
http://www.fmu.ac.jp/univ/cgi/topics_disp.php?seq=420
第3回 「金環日食」(平成24年5月18日)
http://www.fmu.ac.jp/univ/cgi/topics_disp.php?seq=455
第4回 「折り紙で幾何学体験」(平成25年2月26日)
http://www.fmu.ac.jp/univ/cgi/topics_disp.php?seq=551
第5回 「チョウの鱗粉のふしぎ」(平成25年9月12日)
http://www.fmu.ac.jp/univ/cgi/topics_disp.php?seq=633

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