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【大学院】 福島県立医科大学・長崎大学 共同大学院「災害・被ばく医療科学共同専攻(修士課程)」設置のお知らせ
2015.07.03
本学と長崎大学は「災害・被ばく医療科学共同専攻(修士課程)」の大学院設置を文部科学省に届出、2016年4月より開設することとなり、本日記者会見を行いました。本大学院は、本学と長崎大学が共同で教育課程を持つ大学院です。
2大学による共同大学院としたのは、東日本大震災を経験し災害医療分野での実績と貴重な経験を持つ本学と、被ばく医療、放射線健康リスク制御の分野で実績を持つ長崎大学がそれぞれの独自の実績と強みを持ち寄り、相乗的に総力を結集し、人材の育成を図るためです。
2011年3月11日の東日本大震災、津波とそれに続いた福島第一原子力発電所事故では、緊急時から復興期にわたる長期の医療、保健活動に適切に対応できる人材が絶対的に不足していることが明らかになりました。今後想定される首都直下・南海トラフ地震等の大規模災害、世界で進む新たな原子力発電所建設で想定される事故などにおいて放射線災害を含む複合災害に対し、医療対応や健康リスクコミュニケーションに対応できる人材を育成し、世界に輩出していくことは、まさに地震、津波、原発事故という複合災害を経験し、災害医療のノウハウを有する本学に課せられた使命です。
記者会見では、本学 菊地理事長と、長崎大学 片峰学長が挨拶を行い、本学と長崎大学が力を合わせ、様々な災害の被災者に長期にわたり適切に対応できる人材を育成し、地域に、全国に、そして世界に輩出していくことを宣言いたしました。
■写真右より(敬称略)
国立大学法人長崎大学 学長 片峰 茂
公立大学法人福島県立医科大学 理事長兼学長 菊地 臣一
■記者会見での配布資料
http://www.fmu.ac.jp/univ/daigakuin/pdf/joint_graduate_school-detail.pdf
■お問い合わせ 教育研修支援課医学部教務係(電話024-547-1095)
関連ページ http://www.fmu.ac.jp/univ/daigakuin/joint_nagasaki/