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【開催報告】 総合科学教育研究センターが、県立須賀川養護学校医大分校にて「第7回 キッズラボ」を開催しました。(11月11日)
2015.11.17
11月11日(水)、県立須賀川養護学校医大分校(本学附属病院内)にて、総合科学教育研究センター主催の実験教室「第7回 医大総合科学キッズラボ」を開催しました。
この「キッズラボ」は、当センターが地域連携のひとつとして、医大分校の協力を得て平成23年度より定期的に行っている取り組みで、今回で5年目を迎えました。
附属病院で病気を治療しながら医大分校で学ぶ、小学生・中学生を対象にした授業では、センター所属教員の専門性を活かしながら、分かりやすい実験や観察等により、子どもたちの自然科学への興味と関心が育つ機会を提供しています。
今回は、私たちの生活を取り囲む様々な「光」の性質(波長)の違いを、光スペクトルの観察を通して体感しました。
まず、講師の吉田先生が、光にはどのような性質があるかを分かりやすく説明します。まっすぐ進む、鏡で反射する、光があるところは温かくなる、虹が出来る、という主な4つの性質を学んだ後には、ボール紙製の箱型分光器の組み立てにチャレンジ!
分光器は光の波長を虹のような模様、スペクトルで見ることが出来る観察機器で、テレビの画面、屋外の自然光、電気スタンドの白熱電球、LED電球、そして教室の蛍光灯などを見ると、それぞれに色味や光り方、模様の出方などが異なっていることが分かります。今回は「とくべつなあかり」として日常生活では珍しい水銀灯も登場しました。
子供たちは数々の光源を分光器から覗くたびに、「きれい!」「さっきと違う〜!」、「色が3つだけ?」(テレビの画面)、「なんか真ん中にスジみたいなのがあるよ」(蛍光灯)、など、分校の先生方と一緒に好奇心いっぱいの声をあげていました。
(プライバシー保護のため、児童生徒の画像を一部加工しています)
〔第7回参加・協力教員(自然科学講座)〕
講師: 吉田宏准教授(数理物質科学分野(物理学))
志村清仁教授(先端化学分野(化学))、小澤亮講師(数理物質科学分野)、五十嵐城太郎准教授(分子細胞生物学分野(生物学))、西山学即講師(分子細胞生物学分野)
■総合科学教育研究センター http://www.fmu.ac.jp/home/icsh/
福島県立須賀川養護学校医大分校 http://www.sukagawa-sh-idai.fks.ed.jp/
〔参考:キッズラボ開催履歴〕
第1回 「ゾウリムシの食胞観察」(平成23年7月13日)
http://www.fmu.ac.jp/univ/cgi/topics_disp.php?seq=304)
第2回 「電気を通す水、通さない水」(平成24年2月28日)
http://www.fmu.ac.jp/univ/cgi/topics_disp.php?seq=420
第3回 「金環日食」(平成24年5月18日)
http://www.fmu.ac.jp/univ/cgi/topics_disp.php?seq=455
第4回 「折り紙で幾何学体験」(平成25年2月26日)
http://www.fmu.ac.jp/univ/cgi/topics_disp.php?seq=551
第5回 「チョウの鱗粉のふしぎ」(平成25年9月12日)
http://www.fmu.ac.jp/univ/cgi/topics_disp.php?seq=633
第6回 「電気めっきでメダルを作ろう」(平成26年9月4日)
http://www.fmu.ac.jp/univ/cgi/topics_disp.php?seq=769