学 事
■平成16年4月7日福島県立医科大学入学式
知事告辞
福島県知事 佐 藤 栄佐久
本日、晴れて福島県立医科大学並びに同大学院に入学されました皆さん、誠におめでとうございます。
皆さんは、尊い命を守るという崇高な使命感を持って医学あるいは看護学の道を志し、入学試験の難関を見事に突破され、この栄えある入学の日を迎えられました。
皆さんはもとより、この日を心待ちにし、皆さんをはぐくみ支えてこられた御家族の方々のお喜びもまたひとしおのことと、心からお祝いを申し上げます。
どうか、今日のこの感激を忘れることなく、新たな決意をもって勉学に励まれ、初心を貫いていただきたいと思います。
今、我が国では、社会のあらゆる場面で大きな変革期を迎えており、社会全体のパラダイムシフトが求められております。
例えば、国・都道府県・市町村の役割や、役所と住民の関係などにおいては、従来の上下の関係ではなく、対等でフラットなつながりが重視されており、医療分野においても、患者のニーズの多様化や疾病形態の変化、さらには近年の医療・看護技術の目覚ましい進歩など、保健医療を取り巻く環境が大きく変化する中、医療従事者間はもとより、患者との新しい関係の構築が、より重要になっております。
また、同時に、へき地をはじめ地域における医療提供体制の確保が、我が国の医療政策における大きな課題となっており、地域医療を担う資質の高い、多くの医師・看護師を養成することが、強く求められております。
県におきましては、「いのち・人格・人権の尊重」を県づくりの基本理念に掲げており、県内どこの地域においても必要な医療が受けられる体制を整備していくことが重要であるとの認識の下、へき地医療支援のシステムづくりや医師確保などの総合的な対策を盛り込んだ「へき地医療対策アクションプログラム」を策定するなど、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現を目指して様々な取組みを進めているところであります。
このような中で、本学においては、地域医療に関する新たな専攻の設置などを含めた、大学院医学研究科の抜本的な再編整備を行い、この度、新たな4つの専攻に、38名の新入生を迎えることができました。
また、医学部の入学者選抜試験においては、新たに県内の高校生を対象とした推薦入試を実施したところであります。
このように、将来に向け、地域との連携の下、積極的な大学改革が進められる中で、本日、自らの未来に大きな希望を抱き、勉学への強い意欲にあふれた皆さんを本学に迎えることができたことは、大きな喜びであります。
どうか皆さんには、医学、看護学のパートナーシップの下、互いに切磋琢磨しながら、専門の知識・技術と高い倫理観を兼ね備え、病にあって苦しんでいる人々に常に思いを致し、患者さんから信頼される医師・看護師を目指していただきたいと思います。
終わりに、皆さんがそれぞれの課程において研鑽を積まれ、人間として高い教養と倫理観を習得して立派な医師・看護師となられるよう期待いたしますとともに、御列席の皆様のますますの御健勝をお祈りいたしまして、告辞といたします。
学長式辞
福島県立医科大学長 茂 田 士 郎
本日ここに、福島県知事様・福島県議会議長様の御臨席と保護者の皆様方の御列席のもと、平成16年度福島県立医科大学入学式を挙行できますことは、本学の最も喜びとするところであります。
只今入学を許可された医学部80名、看護学部93名、更には大学院医学研究科38名、看護学研究科4名の皆さん、誠に、おめでとうございます。本学は皆さんの入学を心から歓迎いたします。保護者の皆様にも心からお喜び申し上げます。
皆さんは今、受験生活から開放され、念願であった医学や看護学を学ぶことのできる喜びに浸っておられることと思います。
本福島県立医科大学は、昭和19年に設立された福島県立女子医学専門学校を前身として昭和22年旧制の県立医科大学となり、建学以来60年の歴史を持つ大学であります。その遥か70年前すなわち、明治5年に県内須賀川市に創られて15年間にわたって医学生の教育をした須賀川医学校も本学設立の流れの源となっているといわれています。皆さんは、この様に歴史の古い医科大学に入学したのです。どうかこの大学の学生であることを誇りに思い、勉学に励んでいただきたいと思います。
そこで、入学にあたり、これから皆さんが学ぼうとしている医学や看護学について一言お話をしたいと思います。
病による苦痛や死の恐怖から逃れ、健康で長寿を全うしたいという気持ちは、人間の根源的な願望であります。皆さんがこれから学ばれる医学も看護学もこの願望に応えようとする学問であります。すなわち、医学はヒトの命を病から守ることを目的とし、看護学は健康の増進や病に苦しむ人の介護を目的としております。これが医学や看護学の原点であります。本学はその原点に立って、皆さんを社会の期待に十分応えられるそれぞれの道のエキスパートとして世に送り出すことを使命のひとつと考えております。
そこで、皆さんには医学や看護学の基本から最新の知識と技能までを修得していただくとともに、豊かな教養と優れた倫理観を身につけていただくつもりです。
医学部の皆さんは、人体の構造・機能を習得された後、疾病の原因・病態・診断法・治療法などを講義と臨床実習で学ぶことになります。
看護学部の皆さんは、看護学の基本となる知識と技術、態度及び看護援助の方法論を学んだ後、小児・成人・老人など、領域別の実習を通して看護の実践を学習し、さらに看護学の応用や活用などを学ぶことになります。
いずれの学部でも学ぶべき事柄は膨大で、短期間で履修することは不可能です。ですから、あたかもレンガをひとつずつ積み重ねて大きな建物を築くように、昨日学習した知識の上に今日また新たな学習を加える着実な勉強を根気よく重ねなければなりません。どうか倦まず弛まず努力を重ね、本学の学生として恥ずかしくない知識と技能を身に付けてほしいと思います。
先程、医学や看護学の原点は病から人を救うことにあると申しました。この意味するところは、皆さんが一人前の医師あるいは看護師になったときに対象となるのは病気ではなく、病に苦しみ、時には死の恐怖を感じている人間であるということです。従って、医療に携わる者は、患者さんの苦しみや悩みがわかる温かい思いやりの心を持ち、患者さんの信頼を得られるだけの教養や人格、さらには、優れた倫理観を持つ必要があります。皆さんは入学後、医学や看護学の基礎に加えて自然科学・外国語・人文科学・社会科学などの講義を受けることとなりますが、将来の専門職と関係ないように思われる一連の講義は、おそらく皆さんの教養を深める助けになると思います。大学での講義に加え、クラブ活動などを通して教養を深めてください。さらに同級生・上級生・下級生との交遊の輪を広げ、大学生活を楽しみながら、自らを磨き、円満な人格と優れた倫理観を持った医療人に成長して欲しいと切に願うものであります。
福島県立医科大学は、福島県民の支援と期待の下に造られた公立大学であります。
我が大学の理念は
一、ひとのいのちを尊び倫理性豊かな医療人を教育・育成する。
二、最新かつ高度な医学および看護学を研究・創造する。
三、県民の基幹施設として、全人的・統合的な医療を提供する。
という三つの柱から成っています。
第一の柱であるひとのいのちを尊び高い倫理性を持った医療人になるということは、先程すでに述べました。
第二の柱である最新かつ高度な医学と看護学の研究を進め、広く世界に発信することは、この後に主として大学院への入学者に対して述べます。
我が福島県立医科大学の特色ある理念は第三の柱である地域の保健・医療に対する貢献であります。ひとは皆、自分のいのちを守るための保健・医療を平等に受ける権利を有しています。ところが、どちらかと言えば保健・医療の実際が都市部にあつく町村部にうすいという傾向があります。我が福島県も例に洩れず保健・医療について不便をかこっている地域があります。
これらの地域を解消することが広く福島県民の願いであり、そのためには、これらの地域への医療協力への若い医師及び看護師の積極的な参加が望まれます。
どうか、この大学で学ぶ間に、地域医療への関心を高め地域医療の実際を体験し、将来、医療人として活躍するための糧として下さい。
さて、大学院に入学する42名の皆さんに対して入学にあたり一言申し上げます。今日の世界においては社会・経済・文化のグローバル化が急速に進展し国際的な活動性が高まっています。21世紀は、また、変化と柔軟性の世紀とも言われ、この国際性・流動性に対応するためには職業人の再教育を始めとする生涯に亘る学習が必要であり、また、豊かな未来を拓く創造的な学術研究の進展が必要であろうと思います。
今、国立大学を始めとして、急速に大学改革が進められていますが、その基本理念として
一、競争的環境のなかで個性輝く大学を創る
二、課題の探究能力のある人材を育成する
が、掲げられています。
皆さんは福島県立医科大学を個性輝く国際的な大学へと発展させる人材として期待されると共に、この地域をより豊かにし、住民への福祉・保健・医療をより向上させるための課題を研究・解決することも期待されております。
どうぞ大学院の研究生活を通して自ら課題を選び研究し、自然・社会のなかに潜む隠された真理を世に明らかにするという気概を持って研究に取り組んでください。
新入生の皆さん、どうかこの恵まれた自然に囲まれたキャンパスで悔いのない学生生活を送って下さい。皆さんの大いなる成長を願って式辞といたします。
■平成16年度福島県立医科大学入学者数
学部入学者数 |
医 学 部 |
看護学部 |
80名 |
83(10)名 |
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県 内 |
31名 |
67(7)名 |
県 外 |
49名 |
16(3)名 |
※( )は,3年次編入生で外数
大学院入学者数 |
42名 |
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医学研究科 |
38名 |
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地域医療・加齢医科学専攻 |
2名 |
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機能制御医科学専攻 |
15名 |
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神経医科学専攻 |
3名 |
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分子病態医科学専攻 |
18名 |
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看護学研究科 |
4名 |
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がん看護学領域 |
0名 |
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生態看護学領域 |
0名 |
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精神看護学領域 |
4名 |
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母子看護学領域 |
0名 |
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看護教育学領域 |
0名 |
■平成15年度医学博士授与者
〔後期/平成16年3月授与〕
氏 名 |
学 位 論 文 名 |
日向 正光 |
Mechanism of activation of Na+/Ca2+ exchanger by hydrogen peroxide in guinea-pig ventricular myocytes. (モルモット心室筋細胞の過酸化水素によるNa+/Ca2+交換機構活性化のメカ二ズム) |
木村 隆 |
Impaired function of p53R2 in Rrm2b-null mice causes severe renal failure through attenuation of dNTP pools. |
李 元元 |
NIRF, a novel RING finger protein, induces G1 cell arrest independently of pRb, and associates with Cdk2. |
岡田 英樹 |
Identification of GABAA receptor subunit variants in midbrain dopaminergic neurons. (中脳ドーパミンニューロンにおいて発現するGABAA受容体サブタイプの同定) |
金子 信也 |
交替制勤務が工場勤務者の精神状態に与える影響 |
松本 勇人 |
Heme oxygenase-1 deficiency increases reactive oxygen species generation and plasminogen activator inhibitor-1 expression. (ヘムオキシゲナ−ゼ1欠損は細胞内活性酸素種を増加させプラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1発現を亢進させる) |
橋本 健明 |
ヒト膵癌における脂肪酸合成酵素の発現の特性とその阻害による治療実験 |
熊谷ユキ絵 |
Role of thymidine phosphorylase gene mutation in mitochondrial neurogastrointestinal encephalomyopatyh(MNGIE)-Is the MNGIE a monogenic disease? MNGIEにおけるチミジンフォスフォリラーゼ遺伝子変異の役割 |
熊坂 忠則 |
Inhibition of ecto-5'-nucleotidase in C6 glioma cells by sodium nitroprusside. (C6 グリオーマ細胞のエクト-5'-ヌクレオチダーゼに対するニトロプルシドナトリウムの阻害作用) |
廣山 祐治 |
簡易精神生理テストによる統合失調症の機能障害の評価 |
伊藤 淳 |
肺がん細胞におけるがん抑制遺伝子MYO18Bのヒストンアセチル化による発現制御 |
岩舘 学 |
乳癌細胞におけるTGF-βシグナル伝達異常に関する解析 |
吉田 清香 |
Clinicopathologic, Immunohistochemical and Molecular Studies of Primary Mammary Diffuse Large B-cell Lymphoma. −Relationship with a worse prognosis− (乳腺原発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の臨床病理学的、免疫組織学的、分子生物学的検討−予後不良因子との関連について−) |
五十嵐 章 |
The Arthritic Facet Joint Synovium as a Source of Inflammatory Mediators in Degenerative Lumbar Disorders. (退行性腰椎疾患における椎間関節の炎症性滑膜による神経障害) |
佐々木伸尚 |
Behavioural and Morphological Analysis Following Local Application of Nucleus Pulposus and/or Mechanical Compression on Lumbar Nerve Root. (ラット腰神経根への慢性圧迫または髄核投与による行動学的、組織学的変化) |
萩野 精太 |
Slit and glypican-1 mRNAs are coexpressed in the reactive astrocytes of the injured adult brain. (脳損傷後の反応性アストロサイトにおける Slit mRNAs とGlypican-1 mRNAの共発現) |
茂呂 貴知 |
An anatomic study of the lumber plexus with respect to retroperitoneal endoscopic surgery. |
鈴木 雪恵 |
鼓膜正常例における乳突蜂巣発育と中耳腔炎症所見の局在性との関係 −ヒト側頭骨病理組織学的研究− |
佐藤 薫 |
Effects of ischemia-reperfusion on ecto-nucleotidase activity in coronary vasculature in isolated rat heart. (ラット冠循環におけるエクトヌクレオチダーゼ活性に及ぼす虚血再灌流の影響) |
田中かづ子 |
低レベル曝露によるトルエン及びホルムアルデヒドの健康に及ぼす影響の評価 |
中野 憲 |
Tributyltin(TBT)increases TNFα mRNA expression and induces apoptosis in the murine macrophage cell line in vitro. (マウスマクロファージ培養細胞におけるトリブチルスズ(TBT)による TNFα mRNA発現増大とアポトーシスの誘導) |
池田 和彦 |
high expression of wt1 rna in cd34+ cells and inhibition of colony formation of hematopoietic precursors by HLA-Restricted and WT1 peptide-specific Cytotoxic tlymphocytes in paroxyamal nocturnal hemoglobinuria patients. (発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)症例由来のCD34陽性細胞におけるWT1RNAの高発現およびHLA拘束性WT1ペプチド特異的細胞傷害性T細胞による造血前駆細胞コロニー形成能の阻害) |
泉田 次郎 |
Different cardiac dysfunction and remodeling in rat models of diabetes mellitus combined with and without pressure overload. (高血圧を伴った糖尿病性心筋庄の心機能障害及び心臓再構築) |
大河原 浩 |
Thrombin-induced downregulation of endothelial nitric oxide synthase via RhoA activation in human endothelial cells:Involvement of the activation of geranylgeranyl transferase I. (血管内皮細胞のトロンビン刺激によるRhoA活性化を介するeNos発現低下におけるゲラニルゲラニル変換酵素 I の役割) |
岡本 正俊 |
Heterogeneous Expressions of Glycosylphosphatidylinositol(GPT)-anchored Membrane Proteins by Granulocytes and Monocytes from Patients with Aplastic Anemia and Myelodysplastic Syndrome. (再生不良性貧血および骨髄異形成症候群症例の顆粒球および単球におけるglycosylphosphatidylinositol(GPT)アンカー膜蛋白のヘテロジーナス発現) |
三戸 征仁 |
Comparative effects of L-arginine, tetrahydrobiopterin and nitrate on ischemic left ventricular dysfunction and remodeling caused by coronary stenosis in rats. (冠狭窄ラットにおける虚血性心機能障害及び左室リモデリングに及ぼすL-アルギニン、テトラヒドロビオプテリン及び硝酸剤の効果の比較検討) |
渡部 研一 |
Attenuation of infarct size reduction by ischemic preconditioning in the ischemic heart due to preceding chronic coronary stenosis. (慢性冠狭窄虚血心における虚血プレコンディショニングの梗塞サイズ減少効果の減弱) |
宍戸昌一郎 |
Hydrogen peroxide overproduction in megamitochondria of Troglitazone-treated human hepatocytes. (Troglitazoneによるヒト幹細胞巨大ミトコンドリアでの過酸化水素の過剰産生) |
雷 毅 |
Expression of human glucocorticoid receptor in lymphocytes of patients with autoimmune hepatitis. (自己免疫性肝炎患者リンパ球におけるhuman glucocorticoid receptorの発現の検討)Hepatology Researchに投稿中 |
石井 勉 |
Evolution in the Hypervariable Region of the Hepatitis C Virus During 8−10 Years of Follow-up in Two Infants Infected by Mother-to-Infant Transmission. (C型肝炎ウイルス(HCV)の超可変領域における変異に関する検討―母児感染をきたした2症例における長期経過観察から―) |
小野 正美 |
Repeated administration of glycine prevents development of methamphetamine-induced behavioral sensitization. (グリシン反復投与はメタアンフェタミン誘導性の行動感作を抑制する) |
柿沼龍太郎 |
Progression of pure ground-glass opacity detected by low-dose helical CT screening for lung cancer. (低線量ヘリカルCTを用いた肺がん検診にて発見されたすりガラス濃度病変の進展) |
伊勢 一哉 |
SURVIVAL OF MITOMYCIN-C-TREATED PANCREATIC ISLET XENOGRAFTS IS MEDIATED BY INCREASED EXPRESSION OF TRANSFORMING GROWTH FACTOR-β. (異種膵島移植におけるマイトマイシンCの生着効果とTGF-β発現の関与) |
松山 真一 |
Permanent acceptance of Mitomycin C-treated islet allograft. (マイトマイシンC処置による同種膵島の永久生着) |
旭 修司 |
甲状腺小濾胞腺腫の生物学的特性の解析とその病理診断における意義 |
鈴木 聡 |
硬変肝の硬さ定量化と肝腺維化評価における硬さセンサーと汎用画像検査の有用性についての基礎的研究 |
安田 満彦 |
イメージサイトメトリーを用いた乳癌細胞診標本の悪性度評価に関する病理学的研究 |
渡邉久美子 |
癌細胞核形状解析からみた乳癌の乳管内進展に関する病理学的研究 |
武田 明 |
An experimental study on the therapeutic effect of consecutive low dose cisplatin with caffeine in sarcoma bearing mice. (担ヒト繊維肉腫マウスに対するカフェインを併用したシスプラチン少量連日投与の有効性) |
鈴木 茂憲 |
Immunohistochemical Investigation of Nerve Fibers among the Cochlear Supporting Cells with the Combination of Antigen Retrieval and Signal Amplification Method. (増感剤を用いた免疫組織化学的方法による蝸牛支持細胞への神経分布について) |