鏡石町・令和元年7月30日(火)

今年度初めての講演会は、鏡石町からの要望により、「目指そう！健康長寿〜血圧管理と生活習慣〜」をテーマに鏡石町図書館において開催されました。
　講師は、本学の腎臓高血圧内科学講座准教授の田中健一先生が務められました。

講演はまず高血圧によって引き起こされる症状について、よほどの高血圧でない限りは基本的に自覚症状がないため気が付きにくいが、それによって動脈硬化などの心血管疾患のリスクが高くなると話されました。

次に高血圧には原因が特定できない本態性高血圧と病気等が原因の二次性高血圧の２種類があることについて説明されました。高血圧の治療はまず二次性高血圧かそうでないか確認して、血圧が高すぎたり低すぎたりすることなの内容にコントロールすることが大切と説明されました。
　講演の後半では、近年注目されているサルコペニアやフレイルについて説明されました。健康寿命を延ばすためには、サルコペニアやフレイルとならないように生活習慣に留意していく必要があることについて話されました。
　最後の質疑応答では、参加者からの相談に田中先生がそれぞれ丁寧に回答し、質問者も非常に満足した様子でした。
　講演終了後には、鏡石町より田んぼアートの紹介があり、参加者は写真を撮影したりして、楽しんでいるようでした。