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保健医療交流事業 (講演会) レポート

知っておきたい女性の病気 〜 乳がん予防と早期発見 〜 (鏡石町・平成29年8月1日)

今回は、「乳がんの予防と早期発見」という演題で、鏡石町図書館を会場に開催しました。
本学乳腺外科学講座の大竹徹主任教授が講師を務め、内容は演題のとおり、乳がんに関すること、とりわけ「がん」の予防と早期発見に重点を置いた講演となりました。

大竹教授はまず、乳がん検診受診率が欧米の70〜85%に対し、日本では30%にとどまる旨を講演し、受診率を上げていく方策が必要と話しました。
乳がんにかかる女性が、ここ15年間で2倍に増えており、特に60代前半と40代後半の世代の増加傾向が著しいことを挙げ、その対策として、日々の自己触診によるチェックとマンモグラフィー検診の受診、罹患した場合には早期に乳腺専門医へ受診することが大切であると説明しました。
また、乳がんの原因が遺伝的なものであることも考慮すべきことや、生活習慣との関連性をあげ、喫煙、特に受動喫煙や肥満が確実にリスクを高めていることを指摘しました。

聴講者はほとんどが女性でしたが、切実な問題なだけに熱心に聴講されていました。
講演が終了して、カーテンが開けられたとき、窓の外に田んぼアートが間近に見えたのが、印象に残りました。


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