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保健医療交流事業 (講演会) レポート

「こどもの救急について」 (石川町・平成29年9月8日)

今回は、石川町の要望により、石川町中谷自治センターを会場に、標記の演題で講演会を開催しました。講師は本学小児科学講座の佐藤晶論(まさとき)先生が務め、家庭でできるこどもの応急処置や上手なお医者さんへのかかり方という内容でお話しました。
演題のとおり、乳幼児の緊急時における実践的な対応に主眼を置いたため、聴講者のほとんどが現在育児中の母親か、孫を見守る祖父母たちでした。
まず講師は、現実の子育て中に起こりうる、特に件数が多く、適切な対応を求められる4つのケースについて話しました。
1、急に熱が出た場合、
2、ひきつけを起こした場合、
3、異物を誤飲した場合、
4、頭をぶつけた場合
の4ケースです。
いすれも、様態をじっくりと観察する必要性を説き、どのような状態なのかを把握して適切な応急処置を行い、場合によっては早急に病院へ行くことを勧めています。

また、医師の立場から、小児科受診時には母子健康手帳やお薬手帳を持参し、担当医が乳幼児の状態を把握するために質問(どういう症状が、いつから、どのように経過しているのか)をしたときは、動揺することなく、適切な回答をしてほしいと要望を述べました。
講演内容がより実践的で、聴講者の誰もが経験する、又は体験したものだったため、終始真剣に聞こうとする姿がありましたが、同じフロアに育児スペースを設けたことにより、時々、幼児が会場の方に来ては、無邪気に走りまわったり、大きな声で話しかけてくることがあったため、その都度、講演は止まりましたが、どこか和んだ雰囲気となりました。

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