(田村市・平成30年10月5日)

今年度5回目の講演会は、田村市からの要望により、「頭痛と肩こり」をテーマに船引保健センターにおいて開催されました。

講師は、本学の神経再生医療学講座教授の菱田良平先生が務められました。

本講演は田村市健康増進教室の一環として開催され、菱田先生はまず頭痛の分類などについて御説明されました。

菱田先生は会場に時々質問を投げかけながらお話され、参加された方で頭痛もちの人がいるかを聞いたところ、会場の半分ほどが手を挙げていました。

頭痛のほとんどは緊張性頭痛で、それは頭部や肩周りの筋肉痛であると御説明され、その多くは血行不良が原因であることから、きちんと肩までつかる入浴や蒸しタオル、ストレスを取り除くこと、リラックスすることで解消されることをお話されました。

講演の終盤で、菱田先生は常習的に頭痛薬を服用することが原因で起こる薬物乱用頭痛について説明され、頭痛への対応は薬に依存してしまわないように慢性的な頭痛は病院で診察を受け、適切な治療を受けることが必要との話には、参加者も集中して聴き入っている様子でした。
　最後にいくつかの質問にお答えして講演会は終了となりました。