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保健医療交流事業 (講演会) レポート

いま身につける生活習慣は、一生の宝〜ルールを守れる子どもをはぐくむために〜

(鮫川村・平成30年12月10日)

講演会様子1
講演会様子2

今年度9回目の講演会は、鮫川村からの要望により、「いま身につける生活習慣は、一生の宝〜ルールを守れる子どもをはぐくむために〜」をテーマに鮫川村役場正庁をにおいて開催されました。

講師は、本学のふくしま子ども・女性医療支援センター教授の横山浩之先生が務められました。

保健医療交流事業は、通常一般住民の方が対象となりますが、鮫川村の要望により「鮫川村子どもの健康を守る会」が主催する研修会の一つとして村内小中高校の教育関係者が参加し開催されました。

横山先生はまず冒頭にWHOにおいてゲーム依存症が病気と認定されたことに触れ、依存症の仕組みと通常の依存症とメディアに係る依存症の違いについて説明されました。

また、単に一つの依存症から脱却しても別の依存症へ移行する場合が多いことの原因として、幼少期の経験がカギとなっており、ヒトに頼ること、人を無条件に信用する能力(これを「アタッチメント」といいます。)が育っていないことがかなりのケースで当てはまることを述べられました。

次に、メディア依存症と子どもの生育の関係について、大きなものではメディア依存症による子どもの睡眠不足を挙げ、それによる様々なリスクを防ぐためにもメディアとの付き合い方を正しく行っていく必要があり、そのためには、子どもにだけメディアを自制させるのではなく、両親も模範となって取り組む必要があると話されました。

最後に学校で行える取組について話されたあと講演は終了し、20分に及ぶ質疑応答の後、講演会は終了しました。

参加者から積極的に質問が出て、先生からの回答に質問者がよく納得している様子が非常に印象に残った講演会となりました。

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