《よろず健康相談の様子》
健康診断受診者178名中よろず健康相談者22名
 ※主な相談内容 
   ●放射線影響に関する相談 6件    ●身体症状に関する相談 19件
   ●その他 1件

  

  

 

感想等(抜粋)
よろず相談というだけあって、相談内容は幅広く、幅広い知識を持つことと、話題を引き出し進めていくコミュニケーションスキルが必要であり、とても難しいと思った。問題点をすくい上げ、解決のためにコーディネートできるよう、他職と連携し、継続的定期的に支援することこそ、地域包括ケアであると再認識できた。

最後に、このセミナーへ参加しての全体のご意見・ご感想を伺いました。(抜粋)

  本コースの主眼が何であるか、目的は何かを募集する時に明確に打ち出すべきと思った。非常に取り組みとして重要であり今後も続けるべきと思われた。「よろず相談」に関しては、非常に重要であり、地道に続ける事で放射線に対する恐れや流言に惑わされない様な正しい知識を普及する上で重要と思った。「よろず相談」に関しては今後も協力していきたいと思います。御指導ありがとうございました。

  外部支援だからこそできること、県民ではないからこそ発見できることも確かにあると思います。結局は自己満足なのかもしれませんが、何らかの形で福島県に携わっていきたいという思いは、セミナーを受講する前より確実に強くなりました。これからはよろず相談事業などの保健活動としても支援できるということも分かりましたので、それも視野に入れて携わっていきたいなと思っています。

  今回参加した動機の一つに「診療放射線技師として、地元の人間として、地域住民に対してどのようにリスクコミュニケーションを行っていけば良いのか?について確認したい」というのがありました。この2年間は手探りで情報を収集・整理地域住民への説明や質問に答えてきましたが、正直不安な面もありました。しかし今回の研修で、今まで自分が活動してきたことや学んできたことの復習、相談者への対応について確認することができ、基本的な考え方や方向性は間違っていなかったんだと自信が持てました。また、知らなかった知識や間違って認識していたことなどにも多く気づかされとても勉強になりました。
これからも多くの方たちが地元福島で心豊かに生活できるように、微力ではありますが努力し続けて参りたいと思います。

  はじめは4日間という期間がとてつもなく長いであろうと予測していたが、終わってみればあっという間でとても楽しく、実に充実したセミナーだった。放射線障害への知識や、福島の被ばく状況など多くの事を学んだが、一番の収穫は「支援者への支援」の重要性を理解できたことだった。自分自身も支援者と言えなくはないので、所属する組織を含め、心の健康管理に注意を払っていきたいと考えます