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5年経った福島の現状と、正しい知識だけでは解決しない問題が存在していることがよく分かりました。正しい知識や教育を、今後起こるかもしれない災害にいかせるトレーニングコースを今後作り広めてもらえると良いなと思いました。また、災害からの復興において、心理学や社会学といった医学/医療とは異なる専門性も取り入れた対策が不可欠なんだと感じると共に、不勉強な部分を学んでいこうと思います。3日間ありがとうございました。
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前回の受講時も感じたことだが、本セミナーは放射線被ばくや放射線医療だけのクローズアップするのではなく、社会的な側面や医療以外の視点から放射線問題を語っており、一見関係ないような講義でも最終的に繋げていくと、福島が抱える放射線問題や医療問題の本質を理解することになると思う。講義テーマも受講者が一つ一つに興味が持てる吟味された内容であり、タイトともいえるスケジュールの中でも苦痛なく拝聴することができた.偏に講義内容を立案された先生方のお力と感じる。その講義から得られたものは、福島における放射線事故の影響がまだまだ根深く先遠い事象であることであるが、それらを過去の教訓とし未来への一助となる視点で考える人たちが存在することに敬意を示したい。原発事故は歴史の一つとして風化させてはいけない。
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「緊急被ばく医療体制」においては、今まで何が足りなかったのか明確にしていただき、文面だけでは分かりにくかった体制内容について整理することができ、大変ためになりました。それから、「リスク認知」や「震災後の復興を考える」においては、ややもすると専門知識にのみ頼ってしまい、視野の狭さが露呈されてしまいがちなところを幅広い見方で考える必要性を痛感させられ、非常に良かったです。このように、この福島災害医療セミナーは、他の機関で行われている内容よりも幅が広く、なおかつ深い内容であると思います。そして、現地での見学は、何よりもインパクトがあり、長い目でこの問題に取り組んでいかなければならないと思いました。これからも、講師の先生はじめスタッフの方達のご活躍を祈念します。
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