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福島県立医科大学医学部 - 2001年宣言 -

本学は、地域医療の牽引車となるべき使命をおびて、県立の医科大学として創立された。以来50年余にわたり、高水準の専門知識と技術を有する数多くの医療人を育成し、県民はもとより広く国民の健康と福祉の増進に寄与してきた。

今21世紀を迎え、最新の生命科学の知識や技術を応用した高度先進医療が急速に進歩しつつある。また本格的な高齢社会を迎えて、より多くの人々が健康を保ったまま長生きできるようにするための新たな取り組みが展開されつつある。このような状況の下、「生涯にわたる健康なくらし」を願う県民の本学に対する期待は一層強まっている。本学は、これら県民の期待に的確かつ迅速に対応しつつ、より高度な技術、判断力を持った医療人を今後も供給し続ける責務がある。また同時に、大学として普遍的問題の解決に果敢に挑戦し、その成果を県民のみならず広く世界へ発信し続けなければならない。

生涯にわたる健康なくらしを願う人々が安心して受けられる医療とは何か? そのような医療を提供するために我々は何を目指し何をなすべきか? 我々はこれらの問いかけに対して、これまで培った実績と伝統をもとに、大胆な自己改革を行いながら応えていかなければならない。

基本理念

1)”ともに拓こういのちの未来”

21世紀は、特に生命科学の分野において、大いなる変革の時代となる。そのような時代であるからこそ、我々福島県立医科大学(医学部)の構成員は、一人ひとりの命を尊ぶ教育・診療・研究を推進していかなければならない。「心暖まる医療」を常に志向する心が、ひいては我々の”いのちの未来”を拓く礎となる。

2)”福島から世界へ、世界から福島へ”

地域に密着した大学としての特殊性を生かし、日々の診療の中から新たな課題を発見して解決し、その結果を県内、日本、そして世界へ向けて広く発信していかなければならない。地域や国境を越えた広い情報交換や人材交流を促進することは、県民の医療と医学水準の向上の大きな駆動力となる。

3)”持続的発展を可能にする果敢な挑戦”

本学が持続的に発展していくために、現状を甘受することなく、医療や社会の変化を先取りする柔軟な発想をもって、大学のあるべき姿や構想を常に進化させなければならない。

この宣言は大学の発展、ひいては県民の健康増進に貢献しようとする我々医科大学(医学部)構成員の決意を表わしたものである。

お問い合わせ先 : 教育研修支援課 (旧学生課)

医学部 教務係 電話 (024) 547-1095
メールによる問い合わせは

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