浅川町・令和2年10月8日(木)

今年度2回目の講演会は、浅川町からの要望により、「感染症がおこる原因と予防〜寒くなる季節に向けて注意すること〜」をテーマに浅川町体育館において開催されました。
　講師は、本学の感染制御学講座教授の金光敬二先生が務められました。

講演ではまず、感染症の原因と分類について、感染症は微生物が原因であり、細菌やウイルスが体内に侵入することで発症すること、病院で風邪と診断された場合、その主原因が何なのかを調べても意味がないため調べず、対症療法で治療することを説明されました。

次に、冬に流行する感染症について、通常インフルエンザをはじめとして、RSウイルスやコロナウイルス、溶連菌を原因とした感染症が多く流行するのですが、今年の冬にかけてのインフルエンザの流行については、南半球の状況からみるに、新型コロナウイルス対策を実施している関係で、あまり大規模な流行はみられないのではないかとの予測を説明されました。
　講演の最後には現在大きな話題となっている新型コロナウイルスによる感染症について、データを交えて現状と対策を御説明されて講演会は終了となりました。