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保健医療交流事業 (講演会) レポート

ストレスとの上手なつき合い方―ストレスに負けず楽しく生活するために

柳津町・令和2年11月30日(月)

講演の様子
講演の様子2

今年度5回目の講演会は、柳津町町からの要望により、「ストレスとの上手なつき合い方―ストレスに負けず楽しく生活するために」をテーマにやないづふれあい館において開催されました。

講師は、本学の災害こころの医学講座助教の佐藤秀樹先生が務められました。
 講演ではまず、ストレスに密接に結びついている自殺とうつ病について、データを基に簡単に話され、うつ病は、抑うつ気分や不眠、気力の減退や集中力・決断力の低下等が症状としてあり、いくつもの症状が複合して持続すること、うつ病の患者は発症していても病院に受診する割合が全体の3割程度しかないことなどを説明されました

次に、うつやストレスはどのようなメカニズムで発生していくのかを話されました。うつやストレスは、まず日常での嫌なできごとが原因で落ち込んだ気分が起こり、その結果として家にこもったり、人と会うことを避けたり、思い悩んでしまうこととなり、さらにそのことが原因で一層落ち込むというような悪循環が起こりがちで、その悪循環から抜け出すために小さなことから変化をすることが大事だと説かれました。具体的には、気分を悪化させる行動を見定め、代わりの行動を考え、選び、習慣化することを「小さく」「簡単で」「具体的に」繰り返し行っていくことが大事だということでした。

最後に、実際にストレスを受けた際の対応法として、呼吸法を参加者全員で実施しました。
 講演後には質疑応答が行われ、具体的にストレスが溜まっているときはどういうときかという質問には、決まった生活リズムが崩れてきたときや物事を先延ばしがちになるときが該当しますなどと答えられて、講演会は終了となりました。

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