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保健医療交流事業 (講演会) レポート

笑って元気に、笑いの力でストレス解消 〜生活習慣病・認知症予防〜

磐梯町・令和4年1月14日(火)

講演の様子1
講演の様子2

講演会は「笑って元気に、笑いの力でストレス解消〜生活習慣病・認知症予防〜」をテーマに令和4年1月14日10時より棚倉町保健福祉センターにて開催されました。講師は本学疫学講座の大平哲也教授が務められました。

最初に、「運動」が認知症予防に効果的であるとのご説明をされました。認知症は元の状態に直すことは現状不可能と言われておりますが、認知症の前段階である「物忘れ」の時点では、運動やボードゲーム、おしゃべりなどを活発に行うことで治療可能であるとのことでした。

次に、「笑い」の健康への効果についてご説明されました。特に男性は結婚していないと「笑い」の量が増えず、笑わない人は認知症になりやすいとのことでした。その理由は、定義上「笑い」というのは「発声」と腹筋や表情筋などを動かす「運動」であるためであり、笑いによって脳卒中のリスクも軽減されるとのことでした。
また、感情として「面白い」と感じることよりも「笑うこと」自体が大切であるとのことから、体操の一部として笑うことができる「笑いヨガ」を参加者全員で実践しました。

最後に、たくさん笑うには人と関わり続けることが大切だとご説明されました。笑いはつられ笑いなどで他人に移るため、薬と違って効果が伝染するといいます。おしゃべりや笑いヨガなどを通して色々な人と関わり続ければ、笑う機会も笑う人も増えていき、町全体に笑いが広がり、認知症、脳卒中、衰弱に効果的であるとの内容で講演会は終了となりました。

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