《よろず健康相談の様子》
健康診断受診者205名中よろず健康相談者22名
 ※主な相談内容(重複有り)
   ●放射線影響に関する相談 3件    ●身体症状に関する相談 14件
   ●心に関する相談 12件

  

  

           

 感想等(抜粋)
実際に、被災地域の方々とお話をしたり相談を受けさせて頂いて、まだまだ震災被害・影響は残ったままだという現状を知った。できれば、またよろず健康相談に参加させて頂き、できる支援があれば考えていきたいと思った。


《講義》 震災時の消防活動  講師 : 大和田 仁(双葉地方広域市町村圏組合消防本部)
被災当日からの原発事故の進行とその対応について、双葉消防本部の活動を通しての講義。この災害は、訓練を超える想定外の大規模なもので、原子力災害対策特別措置法第10条/第15条の通報と、時間の余裕なくあっという間に進行し、(救助活動等は続けながらも)考える余裕がないものであったとのこと。双葉消防本部としては、福島第一原子力発電所等の要請で、放射線影響下での活動(炉心冷却用の淡水搬送/救急出動など)を実施し、過酷な職務環境にあったことをリアルにお話していただいた。このような活動の下、住民の生活が守られていることが改めて認識したとともに、放射線災害の辛辣さを確認できる内容。
  

 感想等(抜粋)
発災当時の双葉消防職員の苦労・孤独と疲弊を講話の中から改めて知りました。また、「災害は現在も続行中」と隊員の方の言葉。最前線で命がけで任務を追考する後手にいる医療人は、放射線についての正しい理解と放射能災害について理解を深めないとならないと改めて感じました。知識・技術を揃えて待機している医療人がいるからこそ、安心して最前線で救助活動が出来るのだと感じるとともに「職種を超えたチーム」なのだなと改めて感じました。


《視察》 被災地視察(楢葉町・富岡町)  講師 : 双葉地方広域市町村圏組合消防本部
双葉消防の協力の下、まだ、放射線の影響も見受けられ、サーベイメータの針が振れる状況にあることや、復旧過程が進まず家屋の片付けが進んでいない富岡町の風景を目の辺りにし、放射線の影響の大きさを実感できる内容。
  

感想等(抜粋)
津波で流され何もなくなった土地に草花が生い茂っているのを見て被害にあわれた方の今後をケアする重要性、また今後同じような被害が出ないために何ができるか考えさせられました。