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今回、学問だけでなく、福島の住民に寄り添う部分にも先生方がおられると知り、そしてそれが先生の人柄からも湧き出ていましたので、非常にうれしく、ありがたく思いました。甲状腺の知見は、新聞で見ただけでは、医療者でもハテナマークとビックリマークが頭に浮かんだだけでしたが、今回の解説で意義が少し理解できました。
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今回のセミナーで感じたことは大きく二点ある。まず、一点目は、震災を経験し福島で生活していく者として、もっと原子力問題・放射線問題について「意識」しなくてはいけないということである。私は、地域住民と接する中で住民の方々を支援していかなくてはいけない立場にあるが、自分自身の心のどこかにもう考えたくないという思いがあった。福島にいるからこそ、正しい知識を身に着け、今ある問題や次の災害に備えなくてはいけないと感じた。二つ目に、今回のセミナーでは県外から参加されている方もおり、さまざまな職種が集まることで自分自身刺激を受けた。また、現在の放射線問題については福島だけで考えるのではなく、全体で考えていかなくてはいけないことだということに気付いた。
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災害医療セミナーを、福島県で行うという意義の大きさを感じました。東日本大震災における被害の特殊性を今回のセミナーで学習できました。放射線の基礎からの学習では、実習を通してより理解しやすい形式で教えていただき、より理解が深まりました。被ばく・汚染傷病者医療対応の講義では、放射線技師の立場としての役割の大きさと期待される作業内容を講義を通して学ばせて頂きました。放射線は、目に見えないからこそ過剰に警戒したり、見落としたりしてしまいます。この二面性を十分に理解し、準備しておかないと二次災害を招いてしまう危険性を理解しました。
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