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大学院 看護学研究科

研究科長からのメッセージ

看護学研究科は、看護の実践・研究・教育の場で活躍できる高度な専門知識、技術、実践能力を有する人材の育成を行い、看護学の創造と発展に貢献することを目指し、2002年に修士課程を開設しました。以来、123名の修了生(2022年3月末現在)を輩出し、看護実践の場や教育・研究機関において看護実践の質向上に貢献しようとする人材を育ててまいりました。

しかし、急速な少子高齢化の進展、地域間格差の進行、度重なる自然災害からの復興、新興感染症の台頭など、人々が抱える健康問題は複雑多様化しており、さらなる看護実践の質向上が求められていることから、人々のニーズに応える独創的なケアやケアシステムの開発に資する研究力・研究指導力を備えた人材を輩出すべく、本年4月、博士後期課程(実践開発看護学領域)を開設しました。既存の修士課程は博士前期課程に変更し、看護学研究科は、前期2年・後期3年の区分を有する博士課程として再スタートしたところです。

博士後期課程は、複雑多様化する人々のニーズに応えるケア開発及びケアシステム開発の方法論を考究する「実践開発看護学」の構築および発展に資する研究を自立して行い、看護実践の質の向上を図る看護教育・研究者と、研究指導力を発揮して看護実践の変革を牽引できる看護実践指導者の育成を目的としています。

開設初年度である令和4年度は、入学者2名で1年次のみの開講ですが、実践開発看護学を構成する専門科目の「ケア開発看護学特講」、「ケアシステム開発看護学特講」、「看護研究特講」を開講しています。1年前期後半からは、研究課題の焦点化・明確化を図るため、座学と臨床を連動させた「実践開発看護学演習」も開講する予定です。授業では課題に対するプレゼンテーションや、教員、学生の垣根を超えたディスカッションを通して、物事の真理を明らかにしようとする姿勢、問題の所在を探求する力、論理的に思考し、問題解決のための科学的思考と実践力、研究力を磨きます。

看護学研究科は、人々のケアニーズに応え、エビデンスのある革新的なケアを創造する能力、包括的かつ継続的なケアシステムを開発する能力を備えた看護職を輩出し、福島の未来に貢献したいと願っています。また、社会人入学者に配慮して、博士前期・後期課程ともに長期履修制度や週末開講なども行っております。是非、看護学研究科でともに学び、ともに未来の看護を創造していきましょう。

お問い合わせ先:教育研修支援課
看護学部 教務係

電話 (024) 547−1806(直通)/ 内線:5110
FAX (024) 547−1984
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