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栄養管理部
栄養管理部について
私たち栄養管理部は「安全でおいしい食事提供・病状に応じた栄養管理・適切な栄養情報の提供」を基本理念としています。
運営体制
栄養管理部長のもと、管理栄養士、調理師、調理員、委託会社職員(管理栄養士、栄養士、洗浄職員)の体制で運営しています。また、医師、看護師、事務局次長、管理栄養士、栄養士、調理師等で構成した「栄養管理委員会」及び、管理栄養士・栄養士・調理師等で構成した「献立会議」を定期開催しており、栄養管理及び食事の質向上等に取り組んでいます。
主な業務内容
栄養管理部の業務には、患者食提供にかかわる給食管理と、栄養サポート全般にかかわる臨床栄養管理があります。双方を連携させ、患者さん一人ひとりに対して「より良い栄養管理の提供」を目指しています。
給食管理
行事食
四季折々の楽しみとして、行事食を、年間24回提供しています。
12月 大晦日
- ご飯
- こづゆ
- 鮭の焼魚
- (大根おろし)
- 含め煮
- 松前漬け
※会津の郷土料理「こづゆ」で、年越しをお祝いします。
5月 こどもの日
- 筍ご飯
- すまし汁(生麩・ねぎ)
- ミートローフ(アスパラガス・トマト)
- 胡麻和え
- べったら漬け
- 柏もち
9月 敬老の日
- お赤飯
- すまし汁(豆腐・三つ葉)
- エビフライ
- ヒレカツ(キャベツ・トマト)
- 茶碗蒸し・昆布漬け
お誕生日
ささやかですが、食事にお誕生日カードを添えて、お祝いの気持ちを届けています。
選択食
週3日、常食の昼食・夕食の主菜において、選択食を実施しています。選択食の例をご紹介します。選択食では、主菜の料理を「肉料理」または「魚料理」、「豆腐料理」等から選んでいただけるよう、献立を構成しています。
選択食 例1
- ご飯
- 八宝菜
- さつま芋サラダ
- オクラのお浸し
- キウイフルーツ
- 牛乳
- ご飯
- ぶりの南蛮漬け
- さつま芋サラダ
- オクラのお浸し
- キウイフルーツ
- 牛乳
選択食 例2
- ご飯
- 親子煮
- 中華和え
- じゃがバター
- バナナ
- 牛乳
- ご飯
- タラのピザ焼き
- 中華和え
- じゃがバター
- バナナ
- 牛乳
選択食 例3
- ご飯
- かきたま汁
- 焼魚(鰆西京漬)ねぎ焼き添え
- マカロニサラダ
- グリーンアスパラガスのお浸し
- ご飯
- かきたま汁
- 煮込みハンバーグ
- マカロニサラダ
- グリーンアスパラガスのお浸し
和漢食
和漢食は、漢方医学に基づいた食事です。漢方内科前教授 三潴忠道先生の指導のもと、漢方内科の患者さんの食事として「和漢食」を提供しています。動物性の食品や加工食品、精製した米・小麦・油・砂糖等を使わず、体を温める食材・玄米・大豆・昆布出汁・野菜等を使用しています。それまでの食生活とは大きく異なる場合が多いため、食べ方の説明や、和漢食レシピの紹介、作り方等の栄養指導を行っています。和漢食の提供にあたり、和漢食に熱心に取り組んでおられる福岡県 株式会社麻生 飯塚病院の皆様に、多大なるご指導とご協力をいただきました。
主食・玄米ごはん
和漢食は、精製した食品(米)を避け、精製しない食品(玄米)をいただくため、ご飯は「玄米ご飯」を基本とします。よく噛んでいただきます。
主菜
和漢食は、動物性食品の肉や魚・卵を使わず、大豆を使用します。昆布出汁で調理するやさしい味の料理です。
副菜
個別対応食
食事摂取量が少ない場合等に、病状や栄養状態等に応じて個別に食事内容を調整し、提供しています。また、必要な場合には、ユニバーサルデザインの自助スプーン・フォーク・自助食器等をご使用いただけます。
衛生管理
厚生労働省「大量調理施設衛生管理マニュアル」に則った厨房設備の中で、マニュアル遵守の手順により、食事作りを行っています。職員は、作業開始前に衛生チェックを行い、作業を開始します。食材においては、購入から下処理・調理・配膳・下膳・洗浄に至る全工程で、適正に温度と時間を管理し、衛生管理を徹底しています。
安全への取り組み
食札に、食事メニューの他に禁止食品なども記載し、可視化に努めています。お一人おひとりの食事を確実に提供するために、食事を病棟へ搬送する前には、すべての食事をダブルチェックし、食数を確認してから病棟に届けています。更に病棟でも、食数を確認し配膳しています。医療安全部・看護部と共に誤配膳防止対策に取り組み、安全な食事提供に努めています。
臨床栄養管理
入院患者栄養管理
病棟担当管理栄養士が、各診療科のカンファランス・回診に参加し、医師・看護師・薬剤師・リハスタッフ等と連携し栄養管理を行っています。病状に応じた食事提供と栄養指導に加えて、食欲低下や食事摂取量が少ない場合などには、個別に状況を伺い食事内容等を調整し、栄養状態の維持・改善に努めています。
NST
NST担当専任管理栄養士が中心となり、低栄養及び低栄養リスクのある患者さん、消化器外科周術期の患者さんに実施しています。消化器外科周術期NSTでは、術前にNST専任管理栄養士が面談し栄養評価等を行い、入院初日からNST介入、更に退院後も外来栄養指導を行い、栄養状態の維持・改善、早期回復のための栄養サポートを行っています。入院・手術前後にきめ細かく対応し、切れ目ない栄養サポートを行うことで、安心感の提供にも繋がることを目指しています。
NST(栄養サポートチーム)のページはこちらをご覧ください。
栄養食事指導
栄養指導の必要な患者さんには、医師の指示に基づき、管理栄養士が入院患者栄養指導、外来患者栄養指導、糖尿病教室(集団栄養食事指導)などを行っております。栄養食事指導は今までのライフスタイルを見つめなおす機会であり、食事療養は生活そのものです。患者さんの療養生活がより良いものとなるよう、栄養指導を通して支援しています。
栄養食事指導は、主治医の指示による予約制となります。
ご希望される方は、主治医にお申し出ください。
時間 | 平日 9:00 ~ 17:00 |
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場所 | 外来患者さんは、1階栄養指導室(下記の案内図をご確認ください) 入院患者さんは、各病棟の病室・ベッドサイド・デイルーム等にて |
糖尿病教室
糖尿病看護認定看護師を中心として、医師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、管理栄養士の多職種が協働し、糖尿病教室を開催しています。その中の食事療養について管理栄養士が担当しています。
開催日時 | 毎週火曜日・木曜日 13時30分 ~ 14時10分 |
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詳細 | 「当院ホームページ・お知らせ」・「糖尿病・代謝・腎臓内科外来」・「栄養指導室前・掲示板」等でご確認ください。 |
糖尿病重症化予防のための地域連携栄養指導
当院では、地域の皆さまの糖尿病重症化予防をサポートするために、「かかりつけ医」の先生方からご依頼のある患者さんに対し、糖尿病地域連携栄養指導パスに基づき栄養指導を行っています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
糖尿病教室 食事勉強会 (休止中)
糖尿病教室の一環で、定期的に食事勉強会を開催しています。食事勉強会では、実際に食事を食べながら、望ましい食事量や食事のバランス等について学びます。また、食事療養のポイントやコツ、体験談等についても活発に意見交換も行われ、楽しい学び合いの場となっています。
当院の糖尿病教室食事勉強会が、「全国自治体病院雑誌第57巻第4号2018年4月号」で紹介されました。詳細については下記リンク先をご覧下さい。
開催日時 | 年3回程度開催 12時 ~ 13時 ※事前の申し込みが必要です。 |
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詳細 | 「当院ホームページ・お知らせ」・「糖尿病・代謝・腎臓内科外来」・「栄養指導室前・掲示板」等でご確認ください。 |
食事例1
- 茸ご飯
- 豚肉生姜焼き
- たら香草焼き
- 胡瓜と若芽の酢の物
- トマト・ブロッコリーマヨネーズ添え
- オレンジ
普段使用している飯椀をご持参いただき、計量して適量を確認しました。炊込みご飯は高塩分になりがちなことをふまえ、レモンの酸味などを使うことで減塩にチャレンジしました。
食事例2
- 食パン・低カロリージャム
- ポークチャップ
- オクラみょうが和え
- 蒸し野菜カレーマヨ風味
- キウイフルーツ
パンは単品になりがちで、食物繊維も不足しがちです。そこで、普段の食事を振り返りながら、野菜も肉もバランス良く組み合わせること、減塩の味付けなどを再確認しました。
メニュー紹介の後、みなさんで “いただきま~す!”
低カロリーや減塩の食品や調味料などの紹介もしています。上手に活用することで、選択の幅が広がります。
研修会・学会への参加、資格等
部署内での研修会開催に加え、各種研修会や学会等に参加しています。今後も研鑽に励み、よりニーズが多様化する栄養管理業務に取り組んでいきます。
研修会・学会への参加、教育
各種研修会・学会等に参加し、発表等も積極的に行っています。
資格等(2024年8月現在)
管理栄養士 5名
NST専門療養士4名、日本糖尿病療養指導士2名、栄養治療専門療養士1名、福島県糖尿病療養指導士3名、臨床栄養師1名、病態栄養専門管理栄養士1名、病態栄養認定管理栄養士2名、がん病態栄養専門管理栄養士2名、栄養経営士1名、静脈経腸栄養(TNT-D)管理栄養士2名、健康運動指導士1名、保健指導研修修了4名、食品衛生管理者及び食品衛生監視員1名、栄養健康コンサルタント・インストラクター2名
高校教諭1種(家庭科)1名、中学校教諭1種(家庭科)1名、中学校教諭(保健科)1名
調理師 17名
給食用特殊料理専門調理師5名、ふぐ取扱い登録者1名