糖尿病・代謝・腎臓内科学講座の 国見 基瑩 准教授が出前講座を行いました。
平成28年9月8日(木)に、両沼保健事業連絡会の研修会の一環として、会津医療センター2階会議室にて糖尿病・代謝・腎臓内科学講座の 国見 基瑩 准教授が出前講座を行いました。
今回は「CKD(慢性腎臓病)の病態、治療について」というテーマで、講演を行いました。
CKDの増加には、前段となる生活習慣病の増加が要因の1つだと言われています。
現代の医療では、生活習慣病に対する特効薬はありません。
患者に対して、医師が生活習慣を改めるようにと指導しても、今までの生活を変えるということは容易ではありません。患者により近い位置にいる保健師さんなどからも指導を徹底してもらう必要があります。
また、個人では中々難しいところがあるため、複数(チーム)で対応することが望ましいです。
生活習慣病からCKD(慢性腎臓病)にならないようにするための予防(第一段階)、CKDとなってしまった方に対して、心血管疾患や末期腎不全などの症状に発展しないようにするための予防(第二段階)の二段階に分けて対応することが重要となります。
その他、腎専門医ならではの視点からCKDに関する様々な解説をしました。
参加していただいた約50名の皆さま、ありがとうございました。
※出前講座については随時受付を行っております。詳細はこちらをご覧ください。