お知らせ
精神医学講座の 川勝 忍 教授が出前講座を行いました。
平成28年12月20日(火)に、デイサービスしなのき新横東にて精神医学講座の 川勝 忍 教授が出前講座を行いました。
今回は「認知症の理解とケア」というテーマで、講演を行いました。
最近では、テレビ等による認知症に対する啓蒙活動の影響からか「認知症ではないか」と自ら判断して医療機関を受診する人が増えてきています。初期の段階で治療に介入することが出来れば進行を遅らせることが出来るため、良い兆候だと言えます。
一言で認知症と言っても、正確には数種類に分かれており、その種類に応じて出現する症状も違ってきます。そのため、どの分類の認知症に該当するのかを正確に区別する必要があります。
介護するにあたって、認知症の疑いの方がいた場合のポイントとしては、大きく2つあります。
1つは、相手の尊厳を守ることです。認知症だからと言って無下に対応するのでなく、何か出来ることがあれば任せてみたりすることが大切です。
もう1つは、半強制的に運動などをやらせるよりは、本人が昔、得意としていたことや楽しい気分になれるようなことをしてあげた方がより効果的ではあります。とお伝えしました。
参加していただいた約45名の皆さま、ありがとうございました。
※出前講座については随時受付を行っております。詳細はこちらをご覧ください。