【リハビリテーション科】12/4に出前講座を実施しました!
平成30年12月4日(火)に、磐梯町大曲部落集会所において、住民の方を対象にリハビリテーション科の遠藤達矢医療技師が出前講座を行いました。
「ロコモに負けず元気!長生き!運動器!」というテーマで、ロコモだけではなく、広くフレイル(虚弱)について、地域のみなさまと一緒に考えました。
加齢とともに心身の活力が低下し、複数の慢性疾患併存など影響もあり、生活機能が障害され心身の脆弱性が出現した状態のことを「フレイル(虚弱)」と言います。信号に例えれば、心身の活力についての黄色信号です。黄色信号なので、ご自身で気付いてブレーキをかけることができれば赤信号に飛び出すことなく、踏みとどまることができます。つまり、適切な介入・支援により生活機能の維持・向上が可能であることも「フレイル(虚弱)」の特徴です。健康と要介護の中間地点とも言えるかもしれません。
フレイルにもいくつかの種類があり、「社会的フレイル(閉じこもりや老々介護など)」「精神・神経的フレイル(抑うつ状態や認知機能の低下など)」「運動器のフレイル(骨、間接、筋肉などの障害)」が主なものです。この中でも、「運動器のフレイル」が「ロコモ(ロコモーティブシンドローム)」を指します。
当センターの出前講座ではおなじみのロコモの予防を通じて、フレイルを回避・予防しよう、というのが今回の講座のメッセージでした。
指輪っかテストを始めとした、各種テストによってご自身の状態をつかんでいただき、ご自身の状態に合った運動・体操を取り入れられるように、講座のおよそ半分の時間は一緒に体を動かしました。
今回の講座が、みなさんがご自身の健康状態を考え、介護予防の一助に、ひいては福島県の健康寿命の延伸の一助になれば幸いです。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
※出前講座は随時受付ておりますので、こちらをご覧ください。