【リハビリテーション科】2/22に出前講座を実施しました!
平成31年2月22日(金)に喜多方市上三宮遊樹館において、リハビリテーション科の遠藤浩一主任医療技師が出前講座を行いました。
今回は「腰痛と膝痛」というテーマで、参加者のみなさんと一緒に考えました。
膝の痛みで最も多いのが、変形性膝関節症です。これは、大腿骨と頸骨の間のクッションにあたる関節軟骨がすり減り、骨同士が直接干渉した結果起きる疾患です。関節軟骨はどうしても年月の経過ですり減ってしまうため、高齢者に特に多く生じます。重症になると手術が必要になる事もあります。
一方、平成28年度の国民生活基礎調査によると、ガンや高血圧ではなく、腰痛や肩こりなどの整形外科関連疾患に対する健康保険の使用率が最も高いようです。中でも腰痛は男性で第一位、女性で第二位の使用率を示しています。しかし腰痛の大半は原因が特定できないものが多いのが現実です。そのため、痛みに長くさらさないことが重要になってきます。
膝痛と腰痛のいずれも、生活指導や薬物療法などの対応はできますが、軽度の段階、もしくは健康なときから対策をしておくことが大切です。中でもおすすめなのが運動療法です。膝について言えば、運動により関節が安定し、曲げ伸ばしがスムーズになります。また、腰についても、腹筋と背筋を鍛えることで、背骨という身体の柱の状態を整えることができます。
本日取り上げた体操の中で、痛みがなく、自分に合っているものを試してみてください。運動療法は、無理なく続けられることが何よりも大切です!
お忙しい中ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
※出前講座は随時受付ておりますので、こちらをご覧ください。