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理事長室からの花だより

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理事長室からの花だより

2008.09.02

vol.5  − 晩夏 −

早朝からの会議、外来を手早く片付けて、手術室に飛び込むという一日でした。
骨の髄まで外科系の医師である私には、心を無にして、医師や看護師とユーモア(本人はそう思っていますが・・)を交えながら、淡々と進める手術の流れそれ自体が、外来での安心した患者さんの笑顔とともに、かけがえのないオアシスです。
手術後の、部屋に戻るときに窓に映る晩夏の青空を目にすると『わが夏をあこがれのみが駈け去れり 麦藁帽子被りて眠る』(寺山修司)の感覚が、自分の心の裡にも甦ります。
(福島県立医科大学理事長 菊地臣一)

今週の花


【理事長室】
■ヒマワリ(チョコフレーク)
キク科 一年草
クリーム色に茶色をミックスしたような、シックな茶系の八重咲き品種。他、ココア、バニラアイス、レモンエクレア等、美味しそうな名前の品種がある。
○ヒマワリの歌
「向日葵の ゆさりともせぬ 重たさよ」(北原白秋)

■塗り雪柳
バラ科 落葉低木
《名前の由来》花を散らした様子が雪が降ったかのようで、柳のように茎がしなやかに垂れることから。
春に白い小花をつける。塗り雪柳は、紅葉したかのように赤く染めたもの。
■リセステリア
スイカズラ科
赤紫の葡萄のような房が垂れ下がり、房の中にいくつも実をもつ。房の先に白い花を咲かせる。水揚げ、花持ちともによい花。

【秘書室】
■カラー(ブラックアイビューティー)
サトイモ科 球根植物
クリーム色のカラー。“ブラックアイビューティー”という名前の通り、苞の中を覗くと黒い瞳のように見える。
■アンスリューム(ミドリ)
サトイモ科 常緑多年草
涼しげな緑色のアンスリューム。同様な緑色で、ピスタチェやエメラルダスという品種もある。
■雲竜柳(ウンリュウヤナギ)
ヤナギ科
《名前の由来》竜が昇っていくような曲線を描くことから。
中国原産の植物、日本でも広く栽培され、庭木や活花に利用。金や銀に塗り、お正月の花材としても利用される。
■キソケイ
モクセイ科 低木半蔓性
《名前の由来》ソケイ(ジャスミン)に似て、花が黄色いことから。
主にグリーンとして利用するが、5〜6月頃に黄色い花を咲かせる。




(写真:伊藤俊一 氏)

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