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理事長室からの花だより

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理事長室からの花だより

2011.03.18

vol.117【番外編】  − 無私 −

【編集註】
お花の活け込み写真については現在休載しておりますが、番外編として今回、臨時メッセージを掲載いたします。
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3月11日 午後2時46分頃、未曾有の大惨禍が東北と関東の太平洋岸に起きました。
しかも、ここ福島県では、現代科学が、今、原発事故という挑戦を受けています。
東京電力、自衛隊、警察、消防、自治体、医療関係者の人々が、文字通り命を懸けて闘っています。
地震や津波の被災者に対する援助はもとより、今、住民や医療従事者には放射線被曝に対する動揺が広まっており、これをどう安心させられるかに全国の多くの人々の知恵と援助を関係者に戴いております。

現在、本学は医療救援や体制整備の最前線になっており、残念ながら、飾る花はありません。

         可惜身命(あたらしんみょう)
         不惜身命(ふしゃくしんみょう)

幸い、水が絶たれ、ガソリンがなくても不眠不休で働いてくれる多くのスタッフがおり、彼・彼女等と共に、今、危機に対応できることは天命です。
天の配剤に感謝しています。


(福島県立医科大学理事長 菊地臣一)

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